
Web業界に務めているけど、若い人にばかり仕事がいってやることがなくなりやる気がでません。
この悩みにお答えします。
この記事を読んでほしい人
・中堅社員の人
・長く務めているのに、自分が会社から冷遇されていると感じる人
・中堅社員がどう働いていけば会社に長く勤めることができるか知りたい人
本記事の内容
・中堅社員の苦悩を現役のEC社員が分かりやすく説明
・中堅社員が生き残る道は?
・Eコマース業界の中堅社員は、特別な存在感がないと存在意義を問われる!
本記事の信頼性
自己紹介
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
副業で家計相談のコンサルをおこなっており、実際に報酬を貰っています。
副業ブロガーとして、ブログ運営を開始しました。
現役管理職サラリーマンです。
会社に長く務めているのに、会社から冷遇されている。
自分より若い人のほうが、どんどん出世してしまい悩んでいる中堅社員は多いのではないでしょうか?
僕も数年前に、同じような状況になってしまい、精神的に追い込まれたことがあります。
現在は自分の状況を客観的に見つめなおし、出世しました。
現在は管理職として、部門のマネジメントを行う立場になっています。
今回は、中堅社員の会社で働く苦悩と、改善方法を分かりやすく説明します。
原因が分かれば、改善できるので、中堅社員が生き残る道を理解していってくださいね。

EC業界で働いていなくても、Web業界の中堅社員であれば全て当てはまる内容ですので、安心してくださいね!
さぁどうぞ!
もくじ
【EC業界】中堅社員の苦悩を現役のEC社員が分かりやすく説明
EC業界は、どうしても若手主体の働き方になります。中堅社員としては悩みどころですね。
中堅社員が悩む内容はこちら。
中堅社員の悩むポイント
・営業職がほぼいらない
・仕組み化が進み、若手の若手の起用増ややパート化が進む
・高給取りがネックで、どうしても若手ファーストになる
1つずつ見ていきましょう。
営業職がほぼいらない
EC業界は極端な話、営業職のような役割がいなくても売上を作り、業績をあげることができます。
なぜかというと、販売ページから購入されるだけで売上ができるからですね。
楽天やAmazonで購入されているのを想像すると分かりやすいと思います。
具体的な内容はこちら。
営業職不在でも売上ができる例
・販売ページを作成すれば注文が入る
・商品を仕入して入荷すれば販売するだけ
・お客様は営業の顔をみて購入しない
・販売自体はほぼ自動販売機型
つまりEC業界は通販事業なので、顧客対応をしなくても商品が売れていきます。商品が出荷できればいいですからね。
EC業界で商品を売るためには、商品を売る前までの仕掛けが重要です。
EC業界で売るためにやること
・購入したいと思われるページを作成する
・魅力的な商品に見えるような写真撮影をする
・競合店の価格や市場調査を行う
・在庫管理を徹底して、適切な在庫をもつ
・SNSを使って集客する
僕の会社も、お客様に商品を直接売る営業職はほぼいなくなりました。
Webマーケティングの戦略を会社で練って売上につなげる形になっています。
つまりEC業界では、他の業種には必ずいるエース営業員が全くいなくても、会社が成り立ってしまいます。
この状態を言い変えると、中堅社員がいてもいなくても会社が成り立ってしまう状態になるので、中堅社員の存在意義がなくなってしまう可能性があるんですね。

仕組み化が進み、若手の起用増やパート化が進む
これも中堅社員を苦しめます。通販会社は業務の仕組み化が進みやすく、あなたの存在意義がなくなる可能性があります。
業務の仕組み化とは?
・受注のパート化
・自動発注システムの構築
・撮影やWebマーケーティングの外注
・マニュアル化
仕組みができてしまうと、中堅社員が作業をする必要がほとんどなくなります。
受注から出荷する流れは、仕組みができていたら受注パートでも業務可能です。

物を売るためのマーケティング力は、若い人のほうが高い可能性があります。
なぜなら、流行やトレンドに詳しいのは、若い人のほうが圧倒的に多いからですね。
そういった理由からWebマーケティング関係の会社は、若い人を積極的に登用する傾向があります。
僕の会社も3年間で9人の新卒社員が入社しました。1年間に3人ずつ増えていて、会社の若返り化が加速しています。
繰り返しになりますが、EC業界は人に販売するスキルがほぼ必要ありません。
売上をつくるための業務フローができていて、業務マニュアルがあれば対応できるので、中堅社員は自分が何をやるべきか考えて仕事をしていかなければなりません。
考えて仕事ができない中堅社員は、だんだん存在意義がなくなり、窓際社員になってしまう可能性が高くなってきます。
高給取りがネックで、どうしても若手ファーストになる
勤務年数が多く、ある程度実績を積んできた中堅社員は、給料が高くなります。
EC業界は販売することに大きな個人スキルが必要な業種ではないため、中堅社員は段々給料が上がりにくくなる傾向があります。

経営者としては、どの社員もある程度同じクオリティで仕事ができるのであれば、中堅社員よりも給料の安い若手メインで仕事をさせていく流れに当然なります。
僕の会社でも、最近大きな人事異動がありました。内容は、社員の役職を1度フラットにすること。
各部署のリーダーにグループ責任者という役職だけつけて、他の社員は全員役職なしになりました。
いわゆるオープンな職場というやつですね。若手・中堅社員関係なく仕事をしていきましょうという方針です。
今回の人組織変更で中堅社員の中には、課長から役職なしになった人もいます。結構きついですよね。
EC業界は、クリエイティブな発想や流行に置いていかれない能力が必要な分、年齢が関係ない職場になりやすいです。
何も特徴のない中堅社員はどんどん追い込まれてくる可能性があります。自分の給料にあった仕事ができていないと、逆に目立ってしまうリスクが発生します。
【EC業界】中堅社員が生き残る道は?
ここまでで中堅社員の苦悩と、EC業界で長く勤めてくのが難しいことが分かったと思います。
では、中堅社員はどうすれば価値のある存在でいられるのでしょうか?
方法はこちらです。
価値ある中堅社員でいる方法
・管理職になる
・高い専門スキルを持っている
・収益化に貢献する
1つずつ見ていきましょう
管理職になる
管理職になれば、会社に長く所属できる可能性が高くなります。
なぜなら、管理職は今までの仕事内容と全く異なるからですね。
管理職の役割はこちら。
管理職の役割
・部門内で結果を出す
・部門間調整をおこなう
・部下のモチベーション管理
・部署の人事評価
管理職は今まで行ってきた業務とは全く違うことをしなければならないし、必要な役職です。
責任だけで増えて給料が上がらないのであれば問題ですが、基本的に管理職の給与は平社員のときと比較すると上がっているでしょう。
中堅社員は、若い社員やパートとの仕事を差別化するためにも、管理職を目指すというのは間違っていない選択です。
高い専門スキルを持っている【価値のある社員になる】
高い専門スキルを持っている社員は強いです。これはどの会社でもそうですよね。
理由はその人に価値があるので、経営者サイドは今後戦力として置きたいと思うからですね。
専門性の高い社員とは、具体的にはこういう人のことです。
専門性のある社員とは?
・特別なスキルを持っている社員
・仕事に大きな影響のある資格を持っている社員
・経営的な視線を持って仕事ができていて、経営者を助けることができる社員
・SNSなどで大きな影響を持っている社員
こういった社員は、会社に長く務めることができる可能性が高くなりますね。
例えば、あなたが不動産関係の会社で働いているとします。
その中であなたしか宅建の資格を持っていなかったとしたら、間違いなく大きな武器になります。
なぜなら、不動産売買をする場合は、宅建の資格がないと法律違反になるからですね。(宅建業法違反)
こういう状態を他の業種でもあなたがつくることができれば、価値のある人間になり、業務を独占できますよ。
価値のある人間は、賃金交渉なども積極的に行いやすくなります。それだけ専門性の高いスキルを持つことは重要なんですね。
繰り返しになりすが、分かりやすくいうと、この人がいないと仕事がストップしてしまう状態にもっていけると最強だということです。

収益化に貢献する
ルーティン業務は、若い社員やパートタイマーが行い、中堅社員は会社の収益化に貢献するべきです。
理由は、収益化に貢献することこそが、中堅社員が生き残る唯一の道だからですね。
具体的に行う行動はこちらです。
収益化に向けた行動
・新しい販売方法を開拓する
・新しい販売ルートを開拓する
・費用削減を成功させる
とにかく会社の利益増に貢献すること。この責務は若い社員やパートタイマーではなかなかできない業務内容です。
利益増に貢献する方法は2つしかありません。
利益増に貢献する方法
①売上をこれだけ上昇させる。
②コストを削減させる。
利益を上げるためには売上を上げるか、コストを削減するかのどちらかしかないということですね。
経営者も、数字に大きく貢献してくれる可能性がある社員を手放すことはしないでしょう。
社長にとって特別な存在でいることが、あなたの価値を高めてくれます。

【まとめ】EC業界の中堅社員は、特別な存在感がないと存在意義を問われる!
今回はEC業界の中堅社員の苦悩と、どう働いていけばいいか?という話でした。
1度まとめます。
まとめ
■EC業界での中堅社員の3つの苦悩
①営業職がほぼいらない
②仕組み化が進み、若手の若手の起用増ややパート化が進む
③高給取りになり、どうしても若手ファーストになる
■中堅社員のやるべき3つ働き方
①管理職になる
②高い専門スキルを持っている
③収益化に貢献する
繰り返しになりますが、EC業界のような通販事業は、営業職がいなくても売上を作ることができる業種です。
そのため、仕組化・自動化が進んできてルーティン業務になり、中堅社員の居場所がどんどんなくなってしまいます。
この流れを防ぐためにも、中堅社員は特別な存在でいられる何かを習得しておきましょう。
価値のある人間でいることが重要ですね。
今回はEC業界にスポットを当てて話しましたが、今回話した中堅社員の話は、どの業界もあてはまるでしょう。
中堅社員と若手社員が同じ仕事内容をやっていては意味がないですからね。
今回この記事を読んでみて、改善できそうな人はいいですが、改善が不可能だと感じた中堅社員は、思いきって転職してみるのもありだと思います。
自分の人生は自分で決めていき、人生を思いっきり充実させいきましょう。

今回はここまで