
将来的に管理職になったほうがいいですか?
最近の働き方の傾向を教えてください
この悩みにお答えします。
この記事を読んでほしい人
・今の会社で出世していくべきか悩んでいる人
・将来的に管理職になるべきかならないほうがいいか迷っている人
・最近の若い人の働き方の傾向を知りたい人
本記事の内容
・管理職になりたくない人が増えている理由
・会社も管理職重視の組織からフラットな組織作りへ変化している
・【まとめ】管理職になりたい人が減っている理由を理解し、自分の働き方を見直そう
本記事の信頼性
自己紹介
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
副業で家計相談のコンサルをおこなっており、実際に報酬を貰っています。
副業ブロガーとして、ブログ運営を開始しました。
本業ではEC会社の管理職をしています
昔の働き方は、出世して管理職になるために仕事をしていましたが、最近は働き方が変わってきて、管理職になりたくない人が増えてきています。
今回はなぜ管理職になりたくない人が増えているのか?最近の若い人は今どういう考え方で働いているのかを分かりやすく説明します。

もくじ
管理職になりたくない人が増えている理由
管理職になりたくない人が増えている理由は、働き方の意識が大きく変化したことが原因です。
まとめるとこの3つになります。
働き方の意識の変化
①ワークライフバランスを大切にする傾向
②出世をするめんどくささ【コスパが悪い】
③管理職になるよりも、自分のやりたいことで成果を出したい
1つずつ見ていきましょう
①ワークライフバランスを大切にする傾向
働き方の大きな変化としてワークライフバランスを大切にしていこうという人が増えてきています。昔と今では全く働き方が違っていますね。
ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスがとれた状態のこと。仕事は生活を支えるために必要なものであり、やりがいを感じさせてくれるものでもあります。しかし、家族や趣味などプライベートの時間も、充実した人生を送るうえで欠かすことができないものです。ワークライフバランスとは、仕事もプライベートもどちらも充実させる働き方・生き方のことを意味します。
引用元:Adecco
管理職になると、今の仕事よりも責任が重くなります。これは間違いないですね。チームとして成果を上げていかなければいかないし、部下を育成・マネジメントしていかなければなりません。
昔は「24時間働けますか?」というキャッチフレーズが流行していたほど、男は仕事一筋でした。その時代働いていた人に話を聞いてみると、朝8時から働いて、家に帰ってきたのが0時というのは当たり前だったそうです。
今の時代ではちょっと考えられないですね。
僕の会社も今残業なしを徹底しています。
会社を退社しても18時30分には家に帰ることができています。ご飯を食べてお風呂に入って子供を寝かしつけたとしても、21時すぎには自分の時間がゆっくり取れていますね。
残業がないことによってブログを始めたり、副業を始めたりと新しいことを始めることができるようになりました。
ブログのスキルは、今の仕事にも活かすことができているので、僕はワークライフバランスがうまくいっている例なのかなと思っています。
管理職は基本的に大変です。上司と部下に挟まれ、精神的にもきつい場面もでてくるでしょう。
本来は僕のように、定時に帰れる管理職であればいいのですが、すべての会社がそんな環境ではないですよね。
管理職になるくらいなら、自分の時間を大切にしたいという人が増えてきています。
働き方も大きく変わりました。昔と今の大きな働き方の変化は、共働きが主流になったこと。現在は共働きの家庭が当たり前になりましたね。
共働き世帯だと、夫が1人仕事を頑張って稼がなくても、夫婦2人で稼ぐことができます。
昔はお金のために働くことが当たり前でしたが、お金と同じくらい時間も大切にするようになってきています。
共働きでの働き方の変化
・家族との時間をたくさん作りたい
・自分の時間をたくさん作りたい
・1人で稼ぐよりも2人で稼いでいけばいい
繰り返しになりますが、管理職になって責任が重くなり、精神的にもしんどくなるのであれば、ワークライフバランスを重視して仕事もプライベートも充実したいという人が増えてきています。
管理職になる必要ってなくない?という流れができてきているんですね。
②出世をするめんどくささ【コスパが悪い】
昔はサラリーマン=出世することが仕事のやりがいでした。
でも、出世するって結構めんどくさいですよね。めんどくさいというか、出世するまでの過程が大変です。
出征するためにすること
・上司からの信頼を得る
・嫌な付き合いも快く受ける
・様々な人との人間関係をうまく築く
スキルが高いだけで出世できるか?といわれればそうでもない。スキルだけでなく、その人の人間性や主体性を含めて、いろいろな課題をクリアしていかないと出世できないのが会社です。
ぶっちゃけめんどくささのほうが勝ちますよね。
しかも、給料がなかなか上がりにくい状態の今、がんばって管理職になったとしても、あなたが思ったような給料アップは見込めないかもしれません。
さらに残念なことに、当時の課長と今の30~40代の給料を比べると、今の30~40代の給料が実は最も下がっている。かつて40歳だった人がもらっていた給料に比べ、今の40歳がもらっている給料は1割ほど減っている。
引用元:東洋経済ONLINE
こんなに頑張ったのにこれだけしか給料上がらないの?とショックを受けるかもしれませんね。
つまり、出世することはコスパが悪いんだと最近の人は思ってしまいます。
管理職=高収入だった昔と違って、今管理職になっても、メリットがあまり感じられないようになってきているのが問題です。
出世をことに対するコスパの悪さが、管理職になりたい人が減っている大きな原因です。
③管理職になるよりも、自分のやりたいことで成果を出したい
最近は管理職になるよりも、自分のやりたいことで収入を得たいという人が増えてきています。
理由は会社に依存して働いても、将来的に不安なので、自分で収入を得たいという人が増えてきているからですね。
具体的にはこういうことです。
自分のやりたいこととは?
・副業で収入を得る
・自分で事業を起こして稼ぐ
会社の中核を担う管理職になるよりも、自分でのびのびと働いて稼ぐほうが楽しい。であるなら、「管理職になる必要がないじゃないか。」と考えるようになった人が増えています。
「社長の機嫌をとる」「従業員の機嫌をとる」「両方」やらなくっちゃあならないってのが「中間管理職」のつらいところだな
覚悟はいいか?オレはもう帰りたい— みっきい (@mikkshun) June 2, 2020
藻あや:カラオケに来てるんだが隣の部屋から
『ここは地獄!地獄!楽しい地獄!地獄、じご、じご、じごくだよ〜!!
サビ残!パワハラ!名ばかり管理職!
労基違反!過重労働!休日出勤!\無給ッ!/』
とサラリーマンらしき男が高らかに歌い上げてる声が聞こえてきてつらい。— 卍 あやくる's 卍 (@izakaya_ayashii) June 1, 2020
管理職辛そうですね。逆に起業して自分で稼いでいる人は、いきいきしている人が多く感じませんか?しかも収入の伸びしろは無限大です。
最近の働き方のトレンドは、管理職になるよりも、自分のやりたいことで成果を出したい人が増えてきています。
会社も管理職重視の組織からフラットな組織作りへ変化している
管理職についての考え方は、実際に僕の会社も少しずつ変わってきています。
以前は縦組織だったのが、最近組織変更があり、フラットな組織になってきました。
具体的になにをしたかはこちら。
フラットな組織づくり
・役職が1つだけになった
・中堅社員が降格し、若手社員が役職者になった
この組織変更で、以前は部長・課長・係長・主任まであった役職が、すべて無くなりました。役職がグループ責任者の1つだけになり、各部署に1名ずつ配属という通達です。

今回の組織変更で、グループ責任者に多くの若手社員が登用されました。24歳でグループ責任者になった人もいます。
会社もこうやってフラットな組織づくりを進めていく傾向にあり、管理職の存在意義がなくなりつつあるのが現状です。
昔の会社の体制だと、管理職は必要でしたが、今の会社(特にベンチャー)はもう、管理職は必要ではなくなってきているのかもしれません。
会社も、管理職重視の縦組織から、管理職1強ではないフラットな組織へと変化してきています。
トップダウンからボトムアップへの変化
会社の経営方針も、トップダウンからボトムアップに変化しつつあります。
「トップダウン」とは、企業経営などで、組織の上層部が意思決定をし、その実行を下部組織に指示する管理方式のことです。日本語では「上意下達(じょういかたつ)」と言います。上からの指示通りに従業員が動くことで、業務を円滑に遂行していく手法です。
一方「ボトムアップ」は、企業経営などで、下位から上位への発議で意思決定がなされる管理方式のことを指します。日本語では、「下意上達(かいじょうたつ)」と言います。最終決定は経営側が下すものの、現場の声を積極的に拾い上げ、意思決定に反映する手法です。
引用元:マイナビニュース
つまり、ますます管理職の強力なリーダーシップを発揮する場が減ってきているということですね。
ボトムアップ経営になると、管理職の役割は、自分で仕事を作ってくるのではなく、部下の提案を意思決定することが主な仕事になります。
これも管理職になりたいという人が減ってきている原因になっていそうですね。
まとめると、管理職の魅力がなくなってきているのは、働き方改革の遂行によるワークライフバランスや、会社の経営方針の変化など、外部要因が大きくかかわっています。
【まとめ】管理職になりたい人が減っている理由を理解し、自分の働き方を見直そう
今回は管理職になりたくない人が増加中している。自分らしい生き方を求める理由という話でした。
1度まとめます。
まとめ
■管理職になりたくない人が増えている3つの理由
①ワークライフバランスを大切にするようになった
②出世をするめんどくささ【コスパが悪い】
③管理職になるよりも、自分のやりたいことで成果を出したい
・人だけではなく、会社も管理職に対する意識が変わってきている
大切なのは、自分の働き方に管理職という選択肢が合うのかどうかということです。
管理職の魅力は、確かに昔に比べたら薄れてきているもしれませんが、今の働き方でも、管理職が完全になくなるわけではありません。
管理職になっても、昔に比べて圧倒的なリーダーシップをとらなくなってよくなったので、あえて管理職になったたという人もいるでしょう。

あなたのライフプランで、管理職になるか、フリーランスとして仕事をするか、平社員として働くかなど、働き方については、自分で決めていかなければいけません。
自分の人生をよりよくするために、再度自分の人生設計をしてみて、深く考えてみてくださいね。
本日はここまで