
従業員の声をうまく取り入れた、いい方法はありませんか?
この悩みにお答えします。
この記事を読んでほしい人
・テレワークを導入している経営者と会社員
・テレワークを実際に始めたが、長期化してちょっと疲れが出てきた人
本記事の内容
・テレワークと会社勤務を選択するとは?
・テレワークと会社勤務を選択できる働き方のメリット
・テレワークと会社勤務を選択できる働き方のデメリット
【まとめ】テレワークと会社勤務のハイブリッドは、売上と生産性が上がるのであればあり
本記事の信頼性
自己紹介
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
副業で家計相談のコンサルをおこなっており、実際に報酬を貰っています。
副業ブロガーとして、ブログ運営を開始しました。(2020年4月スタート)
現役管理職サラリーマンです。
テレワークは現在、とにかくスピード重視で広がってきました。
これからは、テレワークを今後も長期的に継続していくために、細かい問題を解決していくことが重要です。
中でも1番大切なのは、社員のストレス管理。
最近は、テレワークが長期化したことによるストレスの増加、反対にテレワークが物理的にできない人の不満など、新たな問題がでてきています。
今回はテレワークと事務所勤務を選択できる、新しい働き方がいいのではないかという話です。

もくじ
テレワークと会社勤務を選択するとは?
テレワークと会社勤務を選択するとは?つまりこういうことです。
働き方の選択
・テレワークで働きたいときはテレワークで働く
・事務所出勤にしたいときは事務所で働く
社員がその日の都合に合わせて、働く場所を選択できるようにする、新しい働き方です。調べてみましたが、まだまだ記事ボリュームも導入会社も少ない。
週に何回事務所・テレワークで働くという方法を導入している企業は結構ありますが、その日の都合によってテレワークか事務所勤務を選択できるスタイルはまだまだ少ないです。
従業員ファーストの働き方なので、今後増えてくる可能性のある働き方です。
テレワークと会社勤務を選択できる働き方のメリット
社員がテレワークか、事務所出勤を選べるメリットはこちらです。
メリット
・従業員はより働きやすい環境になる
・他の企業と差別化できる
・精神的なコントロールができやすい
従業員はより働きやすい環境になる
働く場所を選択できるのは、従業員はより働きやすい環境になります。
理由は、状況によって働く場所が増えていると、社員のライフスタイルにあった働きかたができるからです。
選択制にすると、具体的にはこういった働き方ができます。
具体例
・今日は大事な仕事があるから、事務所で仕事をしよう。
・会議があるから事務所に行こう。
・ずっとテレワークだと気が滅入るから、事務所で働こう
・事務所にいると人間関係に疲れたから今日はテレワークにしよう
つまり、その日のメンタルの状態や、仕事内容に合わせて働く場所を選択できるということ。
今はテレワークか?会社勤務か?の2択しかないので、もう少し柔軟性のある働きができればいいですね。
テレワークを続けるか、止めるかの二項対立は避けたいですね。出社してもいいし、テレワークでもいいと選択の余地がある方が健全です。企業の目標は利益を上げることにあると思いますので、社員一律平等である必要は無いと感じました。公平な評価... https://t.co/nqNmjIse55 #学びメモ #フライヤー
— 髙橋 義和 (@kyokai_shizuoka) June 13, 2020
会社の生産性や、売上を維持できているのであれば、検討してみるのもいいかもしれませんね。
僕は現在、テレワークの長期運用のテスト中です。
週に1回事務所勤務で、それ以外は原則テレワークで働いています。
今のところ問題なく進んでいるので、今後はテレワークの動員数が増え、選択制という働き方になる可能性があります。
実際テレワークを1ヶ月続けていると、完全テレワークよりは、少し事務所で働いた方がいい場面がありますね。
具体的な例はこちら。
具体例
・大事な会議
・部下へのフィードバック量が多いとき
・新しいプロジェクトを任されたとき
テレワークだけになると、社員との何気ないコミュニケーションが一切とれない状態になります。
それを改善するためにも、事務所に週1で働き、コミュニケーションをとったほうがいいかもしれません。
そういった面でも、状況によって勤務場所を選択できるメリットがありますね。
働く場所を選択できるようになると、従業員はより働きやすくなるでしょう。
他の企業と差別化できる【人材確保】
まだまだ働き方が選択できる会社は少ないです。
今はテレワークを導入していこうという動きが始まっている段階です。そこで少し先の新しい働き方を示していくと、他の企業と差別化できます。
差別化できるといい理由は、こちら。
いい理由
・企業アピールができる
・優秀な人材を確保できる
新しいことをやっている企業は、少なからず注目されます。その注目を活かして積極的に県内外問わず募集すれば、より優秀な人材が集まる可能性があります。
人材不足は求人に関わるコストの問題だけではなく、事業の効率にも大きな影響をもたらします。総務省は人材不足の解決策として労働生産性と労働参加率の向上を挙げていますが、特に労働参加率向上の鍵となるのがICTの利活用を通じたテレワークの普及だと言われています。優秀な人材の流出を防止し、作業の効率を高めるテレワーク。導入への準備は進めていますか?
引用元:Manegy
総務省がテレワークを推奨しているので、優秀な人材を外から確保していく流れは今後も増加していくでしょう。
そういった面からも、テレワークと事務所勤務を選択できる珍しい会社だということは、優秀な人に興味を持ってもらえる可能性があります。
精神的なコントロールができやすい
働く場所が増えると、社員にとっては精神的な余裕が生まれやすくなります。その日の体調や気分によって選択できるようになることがとてもいいですね。
今日は仕事行きたいないとか、ずっと家で働くのはしんどいとか、働く場所によって不満やストレスがたまってくるのは仕方がないことです。
社員の気分に合わせて働く場所を選択できるようになるのは、ストレス解消効果などメリットが大きいはずです。
会社の生産性が落ちてはいけないけれど、生産性が上がっているのであれば導入してみるのもありですね。
人は同じ場所に縛られて働くことを嫌う傾向があるので、自由に働く場所を選択できると、いい効果が生まれてるのではないでしょうか?
テレワークと会社勤務を選択できる働き方のデメリット
ここまではテレワークのメリットについて話してきました。でも、もちろんメリットがあればデメリットもあります。
僕が考える選択制のデメリットはこちら。
デメリット
・公平性の確保ができにくい
・労務管理が複雑化する
公平性の確保ができにくい
これはテレワークをやってるすべての企業に言えることで、公平性をどうしていくかが課題です。
理由は会社の中でも、テレワークができる人とできない人、できる部署、できない部署がでてくるからですね。
例えば僕は通販会社に勤務していますが、物流部門は100%テレワーク不可です。
実際に物をピッキングして、出荷していかないといけないですからね。
将来的に物流も、完全テレワーク化ができるようになるかもしれませんが、まだまだ先だし、まずAmazonからでしょう。中小企業ではまだまだ先の未来です。
実際に公平性の確保については、各会社で色々と議論になっています。
うちの会社公平性を欠くからとテレワーク無しになった。馬鹿な社長を持つとこうなる
— isako (@isako_s) April 2, 2020
別部署の派遣社員の方が、テレワークできる業務だからテレワークしたいって要望したら、「他の部署の派遣さんはテレワーク出来なくて出勤してるんだからそれは公平じゃないでしょ!」って断られたらしいんだけど…テレワークできない部署に就いてる私からしたら、出来るならすればいいのに。と思うけど
— けろたん🌽ハムスターの世界 (@kerotan_nyan) April 7, 2020
リモートワークをせずにオフィスで働く従業員の間に生まれる不満は、見過ごすことができません。
「本当に在宅でちゃんと仕事をしているの?」
「みんなで電話応対や来客対応などを分担していたのに、リモートワークを取り入れたらオフィスにいる人たちだけに負担がかかるようになった」
「全員が公平に評価されるのだろうか」といったモヤモヤがオフィス勤務の従業員の胸に生まれてくるのは、自然なことだといえるでしょう。
引用元:Voice
テレワークを導入しているだけでも、社内で公平性について問題になっているのに、ここで働く場所まで自由にしてしまうと、さらにテレワークができない部から不満が出てくるリスクがあります。
もし導入するのであれば、なぜ導入したか?導入するとどうなるか?など、導入メリットをはっきり提示しておき、テレワークができない部門に納得してもらうなどの対策が必要です。
労務管理が複雑化する
労務環境の複雑化は間違いなく起こります。勤怠管理をする部門は管理が大変になるでしょう。
具体的な理由はこちら
理由
・自宅出勤と事務所出勤で計算式が変わってくる可能性がある
・社員の勤怠管理が難しくなる
・残業代などの計算が難しくなる
例えば僕の会社だと、テレワークの場合はパソコンなどの通信費を補助として、1日250円支給がされます。
でも、会社に通勤していないので、交通費は日割りで差し引かれます。
勤怠管理はWebシステムで管理できていますが、それでも労務管理が結構大変になったという声が聞きますね。
あとは長時間労働の管理ですね。
リモートワークはいつでも自分の家で仕事ができるので、仕組みがないと長時間働いてしまう可能性があります。
こういう働き方をする人を管理する必要があるので、アナログで労務管理をしてる会社では、働き方が自由になってくると、管理不能になる可能性があります。
改善策としては、仕組みの構築、Web管理の積極的導入などがあげられます。
労務管理の複雑化は確実にテレワークの課題となりますので、今から課題に取り組んでおくことが重要ですね。
【まとめ】テレワークと会社勤務のハイブリッドは、売上と生産性が上がるのであればあり
今回は、テレワークと会社勤務を選択する働き方はありかという話でした。
1度まとめます。
まとめ
テレワークと会社勤務を選択できる働き方のメリット
・従業員はより働きやすい環境になる
・他の企業と差別化できる【人材確保】
・精神的なコントロールができやすい
テレワークと会社勤務を選択できる働き方のデメリット
・公平性の確保ができにくい
・労務管理が複雑化する
これからはどんどん働き方が変わってくるでしょう。テレワークの導入が急速化してるのは最近ですからね。
これからは出産や介護、自分のメンタルをコントロールする、サスティナブル(持続可能な働き方)が主流になってくると言われています。
サスティナブルな働き方を実現するためには、テレワークは必須だし、働く環境を選べるのも大変魅力的です。
テレワークはまだまだ課題がありますが、仮に失敗しそう、不可能かもしれなくても積極的に導入しようと試みている企業は価値があります。
今はテレワークのメリット・デメリットもたくさん検索で出てくるし、調べることができるので、しっかり把握して実践していきましょう。

今回はここまで。