
・賞与の使い道が赤字補填で困ってる
この悩みにお答えします。
この記事を読んでほしい人
・賞与の正しい使い道を知りたい人
・賞与の使い道が赤字補填で困ってる人
本記事の内容
■賞与の使い道が赤字補填になっている人は危険
・収支のバランスが間違っている
・賞与が出なかった場合、家計が一気に崩れる
・賞与に法的義務はない
■賞与の正しい使い道や考え方を紹介【最初が肝心】
・賞与以外の収入で生活ができるようにする【当てにしない】
・賞与の50%は貯蓄する
・ボーナス払いは極力避ける
■まとめ
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
大手副業サイトで家計相談の出店をし、コンサルタント業務を行い報酬を貰っています。
過去に30件以上の家計相談を解決した実績があります。
生活を豊かにし、モチベーションを上げてくれる賞与ですが、考え方や使い道を間違えると一気に生活が苦しくなる可能性があります。
今回は正しい使い道や考え方を紹介していきます。
さぁどうぞ!
もくじ
賞与の使い道が【赤字補填】になっている人は危険
賞与の使い道が赤字補填で終わっている人はいませんか?
当てはまる方は危険ですので、考え方を見直してみましょう。
①収支のバランスが間違っている
そもそもですが、賞与を赤字補填している=慢性的に赤字状態になっています。
つまり収支のバランスがおかしいです。
まずはここを見直していく必要があります。
賞与の注意
・慢性的な赤字化が気づきにくい
・日ごろの支出が増える
・日ごろの生活費を改善しようとしない
まずは賞与以外で黒字できるように改善を行いましょう。
②賞与が出なかった場合、家計が一気に崩れる
あなたが今当たり前にもらっている賞与が、突然貰えなることを考えたことがありますか?
赤字を賞与で補填している人は、賞与が支給されなくなった場合に家計が一気に崩壊するリスクがあります。
もし、賞与をあてにしている支出が多いのであれば至急見直したほうがいいです。
賞与をあてにしている例
・住宅ローンのボーナス払い
・マイカーローンのボーナス払い
・保険料の年払い
賞与が支給されないと支払いができない状況を多く作ると、家計が回らなくなるリスクが高まります。
できるだけ家計を安定させるには、ボーナス払いをできるだけ止めるようにしてください。
オススメしない理由
・企業が賞与を払えなくなる可能性がある
・企業が賞与を払えなくなる可能性のほうが高い
例えば、仮に賞与が支給されなくなったとしても、あなたにボーナス払いがなければ、生活自体は全然できます。
投資のリスク分散のようなものですね。
僕は、今後企業は賞与を社員全員に支払っていくことは今後少なくなるのではないかと思っています。
理由
・企業に賞与の支給義務はないから
・企業は優秀な人に賃金を分配したいから
・感染症の影響で企業の内部留保が増えるから
今後賞与をあてにして生きていくのは、リスクが高いですね。
家計管理の中でボーナス払いはなるべく減らしていくようにしてください。
③賞与に法的義務はない
ビックリする人もいるかもしれませんが、企業に賞与の支払義務はないんです。
従業員に対し、賞与を支給しなければならないとする法的義務は特になく、就業規則等に「業績により支給しない事もある」と定めてある場合には、不支給としても問題はありません。
賞与とは「定期または臨時に、原則として従業員の勤務成績に応じて支給され、その額があらかじめ定められていないもの」とされています。(労働基準法第24条第2項の例外、昭22.9.13発基17号)これは賃金債権であり、賞与支給の制度を設けた場合には、就業規則等にこれを明示しなければなりません。
よって通常、賞与支給を定める場合には、支給時期や対象者など、支給する際のルールを定め、また必ずしも支給できるものとは限らないため、「原則支給するものとするが、業績によっては支給しない場合もある」と定めておく事で、賞与支給を取りやめても法的に問題にならないようにします。
尚、毎回定期的に支給される額が固定されているものは、賞与とはみなされず支払義務が生じる場合もありますので、ご注意ください。例えば、年俸制で年俸額の1/14を各支給月に支払う旨の規定が、就業規則などにある場合には支給額が確定されているとされます。
つまり、業績が悪化すると賞与は払わなくてもいいんです。ということです。
中小企業の人は、業績が悪化する可能性は高くなります。
それなのに自分の家計の中にボーナス払いが多いという状況は危険ですね。
賞与の正しい使い道や考え方を紹介【最初が肝心】
ここまでは賞与を赤字補填することが危険という内容でした。
次は、賞与をどういう使い方にすればいいかを説明します。
①賞与以外の収入で生活ができるようにする【当てにしない】
結論、賞与以外の収入で生活ができるように見直しをすることです。
見直しをする理由
・仮に賞与がない年があっても生活できる。
・賞与を丸ごと貯蓄したり、投資したりすることができるのは大きい。
・賞与に左右されない生活は精神的にものすごく楽になる
賞与をそのまま貯蓄できるようになると、年間150万以上の貯蓄が可能になります。
貯蓄率も15%以上上乗せすることができます。
とはいえ、いきなり賞与抜きで生活するようにするのは難しいはずです。
賞与抜きで生活ができるようになるには家計の見直しが必要になります。
見直しの方法
①賞与抜きの年間の収入額を出す
②年間の支出額を出す
③①-②で黒字か赤字か確認する
④固定費の見直しを行う(特に格安SIM・保険料)
⑤変動費の中で削れる箇所があれば削る
この方法だけでも、家計はだいぶ見直しができるはずです。
まずは将来の働き方のためにも、賞与なしで生活ができるようにすることを心がけましょう
②賞与の50%は貯蓄する
いきなり賞与を全額貯蓄するのが難しい人は、まずは50%貯蓄することを目指しましょう。
方法はさきほどと同じです。
見直しの方法
①賞与抜きの年間の収入額を出す
②年間の支出額を出す
③①-②で黒字か赤字か確認する
④固定費の見直しを行う(特に格安SIM・保険料)
⑤変動費の中で削れる箇所があれば削る
先ほどは満額でしたが、50%貯蓄だと実現可能に感じるのではないでしょうか?
50%貯蓄になると下記のような方法が可能です。(賞与が年2回の場合)
50%貯蓄の特徴
・1回目の賞与は大きな支払い、2回目の賞与は貯蓄という計画が立てれられる
・1回目の賞与を頑張って貯蓄してみて、2回目で調整する方法も可能
貯蓄チャンスが2回あるということですね。
僕が家計相談を受けたときには、1回分の賞与を貯蓄できている世帯であれば良しとしています。
そのような世帯は、貯蓄率も高めです。
賞与を貯蓄できるになるメリットは多いですね。
③ボーナス払いは極力避ける
住宅ローンやマイカーローンなど大きい支出をボーナス払いにしてる家庭も多いのではないでしょうか?
ボーナス払いはメリットよりデメリットのほうが多いです。
ボーナス払いのデメリット
・住宅ローンの場合、会社が返済まで賞与を出してくれる保障がない
・会社が一個人の面倒をそこまで見れない。
・支払総額が優遇されているわけではない。
僕は正直メリットが思い浮かばないんです。
なぜボーナス払い?
・営業側のインパクトが大きい。「月4万で住めますよ!」→ボーナス月は12万になるとか
・ボーナス月以外の支払額は減る→広告に4万と掲載できるのが大きい
結論ですが、ボーナス払いはあまり意味がないので、可能であれば切り替えていきましょう。
まとめ【正しい考え方と使い方をすること】
今回は賞与の使い道が赤字補填の人は危険という内容でした。
賞与の使い道が赤字の補填だけになっている人は危険です。
可能な限り、賞与の使い道は貯蓄にできるように家計を見直してみてください。
先ほども言いましたが、賞与があるという安心感に任せて、財布の紐が緩んでいる可能性があるので、一度賞与がない収支を確認してみてください。
僕の会社も賞与が出る年、出ない年がありました。
やはりそのときに賞与で生活費を払う予定でいたときはきつかったです。
僕みたいなことにならないように、家計を見直してください。
企業は会社をまず守ります。
でも、自分の家の家計はあなた自身が守らなければいけません。
この記事を読んで参考になるところがあればぜひ実践してみてください。
今回はここまで。