
家計管理がうまくいきません。
簡単で時短できて、誰でもできる、家計管理の方法があれば教えてください。
この悩みにお答えします。
この記事を読んでほしい人
・家計管理がうまくいかない人
・家計管理をいろいろ試しているがなかなか続かない人
・簡単で時短できる家計管理の方法があれば教えて欲しい人
本記事の内容
・家計管理に困っている人は、月末残高を設定しよう
・月末残高を設定するだけで家計管理ができる
・まとめ
本記事の信頼性
自己紹介
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
副業で家計相談のコンサルタント業務をおこない、実際に報酬を貰っています。
副業ブロガーとしてブログを開設しました。(2020年4月から)
あなたの家庭は月末残高法で家計管理をしていますか?そもそも月末残高法という言葉を聞いたことない人も多いのではないでしょうか?
月末残高法とは、家計管理で1番やることが少なく、簡単な家計管理の方法です。
僕も最低残高を設定した家計管理を行ってます。月末残高を設定しておくと、夫婦の家計管理が改善されるし、楽になりますよ。
今回は月末残高の設定方法やメリットを分かりやすく紹介します。

もくじ
月末残高を設定すると家計管理が劇的に楽になる!
月末残高を設定しておくと家計管理が楽になります。まずは最低残高について知っていきましょう。
方法は単純。設定→確認→調整です。
①月末残高ってなんだろう?
月末残高とはメイン口座の月末残高のことです。この残高を月末に必ず確認してください。
月末残高とは
・メイン口座の月末の残高
・貯蓄口座やメイン口座以外の残高はとりあえず放置でOK
・メイン口座とは生活費の払いに使う、お金の動きの激しい口座
今回の月末残高の考え方ですが、例えばメイン口座に40万入っていて、10万を貯蓄口座に移動した場合、メイン口座の残高30万円が月末残高です。
最後に残ったメイン口座の残高を、月末残高としましょう。
②月末残高を設定する具体的な方法
月末残高を設定する具体的な方法はこちら
月末残高の設定方法
①月の生活費を確認する
②自分の口座から月にどれくらい引き落とされるか確認する
③自分の給料の手取り+5万~10万が設定月末残高
少し試算してみましょう。
夫
・手取り:30万
・1ヶ月の引き落とし額:25万(主に生活費)
・残高5万
・設定月末残高:35万
妻
・手取り:15万
・1ヶ月の引き落とし額10万(主に貯蓄)
・残額5万
・設定月末残高:10万
今回の夫婦だと、夫は月末に35万、妻は月末に10万残るようにしていきます。この残高より増えていると健全で、減っていると見直しが必要だということです。
月末にやることは調整と増資
月末残高を設定してから次のやることは調整と増資です。
夫婦二人とも増えたか、一人だけ増えたか、どちらとも減ったかによって動き方が変わります。この方法は必ず覚えておいてください。
具体的な方法
・両方とも残高が増えた場合→月末残高になるまで貯蓄する
・片方だけ残高が増えた場合→片方の増加分を減ってるほうの残高に移動する
・両方とも残高が減った場合→残高の移動はなしで、来月は支出を抑えて活動する
例えば、夫が設定した月末残高が40万で、実際の残高45万だった場合、5万を追加で貯蓄します。
この方法にはこのようなメリットがあります。
最低残高法のメリット
・先取り貯金と後貯金の2つをほぼ自動でしてくれる
・貯蓄額が増えやすい
・頭で考えずに家計管理できている
例えば月初に先取りで貯金していた場合、月末に余った金額をもう一度貯金することができます。月に2回貯蓄できる状態がとてもいいんですよね。
逆に両方とも残高が減った場合、「来月は抑えようね」の一言だけで結構翌月末の残高が戻ります。意識づけができているのがとても大きいです。
やることはとても簡単なので、ぜひ実践してみてください。
1度月末残高法のやり方をまとめますね。
月末残高法のまとめ
・月末残高を設定する
・月末残高を確認する
・月末残高の増減によって増資、調整する
③月末残高を設定するメリット
月末残高を設定するメリットはこちら。
メリット
・家計管理が劇的に楽になる
・家計管理に時間をとられない
・残高を見るだけでOKな方法がとてもシンプル
・人間は制限があるとそれに向けて頑張ってくれる
月末に残高を見て調整するだけなので、本当にシンプルです。シンプルですが、FP(ファイナンシャルプランナー)の僕から見ると、月末に残高を確認する方法はとても合理的だと感じます。
理由は、月末に夫婦でしっかり調整したり話し合うことができているから。これができているだけでも素晴らしいですね。
夫婦が月末に残高を移動したり、来月抑えようねなどと意思共有することは、なかなかできるものではありません。
これが簡単に自然にできるここの仕組みは、良い方法だしおすすめです。
家計簿と月末残高は両方確認するのがオススメ【両方みるのが家計管理です】
ここまでの話しで、月末残高確認法はとてもおすすめの方法であると理解できたと思います。
ではこの方法さえやっていれば、手間のかかる家計簿はつけなくてもよくなるのか?答えはNOです。家計簿と月末残高の確認は考え方が違います。
家計簿は簡単な方法でいいので必ずつけていきましょう。月末残高と家計簿の両方を確認しましょうね。
①家計簿は記録で原因を見つけるもの
僕が思う家計簿の役割はこちらです。
家計簿の役割
・家計を記録するもの
・お金を使った動機をハッキリさせるもの
・家計改善をするための材料
残高だけを確認していたのでは、最終的になぜそういう残高になったのか?という原因が全く分かりません。
原因を調べるには家計簿が必要です。月末残高が増えているときはまだいいのですが、減っているときの原因が分からないのは良くないですね。
例えば月末残高が減っていたときに、家計簿をつけていなければ、原因が食費なのか?日用品なのか?特別な大きい出費があったのか?全くわかりません。
もし家計簿をつけていれば、今回は食費が多かったねとか、外食が多かったねと、原因がすぐ分かるようになります。
家計簿は卵を100円で買ったなど、細かい情報はいらないので、レシートを携帯で撮影して費目に分けるだけでOKです。
繰り返しですが、家計改善の分析をするためにも、家計簿は必ずつけるようにしてくださいね。
②月末残高は家計簿の最終結果
月末残高は家計簿の最終結果です。
結果だけ見るのでは改善することができません。その原因を調べるのが家計簿だということですね。
家計簿だけつけていると、家計簿をつけること自体が作業になってしまう可能性があります。全く家計簿を見直してないのはNGです。
家計簿と月末残高の両方を確認できていると、このようなことが起こります。
両方使用するメリット
・残高が減った場合、必ず家計簿を確認する状態になっている
・家計簿を見る習慣がつく
・家計のトラブルが感覚的に分かるようになってくる
この方法が習慣化してくると、月末を待たなくてもなんとなくこういう残高になるなというのが分かってきます。
原因は早く気づくほうがいいし、早い方がトラブルの対応が早くなります。両方を確認するようにすると、原因把握が早くなるので、チェックしててくださいね。
繰り返しになりますが、家計簿と月末残高は必ずセットで確認していくようにしていきましょう。難しい作業ではないので、簡単に続けることができますよ。
【まとめ】月末残高を設定して、楽して家計管理していこう
今回は、月末残高を確認するだけで家計管理ができるという話でした。
1度まとめます。
まとめ
・月末残高法はとても簡単な方法で家計管理ができる
・月末にやる増資・移動・見直しの3つの方法だけしっかり覚えておこう
・家計簿は簡単でいいから必ずつけよう
・家計簿は原因で月末残高は結果
今回の月末残高法、月末に残高をみるだけで家計管理ができるのはすごく簡単で魅力的だとは思いませんか?
僕もこの方法で家計管理してますが、家計管理の時間が劇的に減りました。
特に月末に余裕があれば、もう1回貯蓄ができるのがすごくオススメですよ!
お金の管理は可能な限り単純化するべきです。家計簿をつけたり家族のお金に悩むことは、あまり長時間かけていてはいけません。
家計管理は、なるべく短時間で終わるようにしていき、大事なところだけしっかり夫婦で確認していく状態をつくりましょう。
今回の方法は、家計管理の時短ができるオススメの方法です。お金の流れを把握することが家計の本質です。ここを理解してやってくださいね。
まだやったことないという人はこの記事を読んで、月末残高法を実践してみてください。
今回はここまで