
昇給したあとにやるべきことって何かありますか?
この相談にお答えします。
この記事を読んでほしい人
・昇給して年収がアップする見込みの人
・年収がアップした時に何をすればいいか知りたい人
・年収がアップした時に注意するべき行動があれば知りたい人
本記事の内容
・年収がアップしたときにやるべき行動2つ
・年収がアップしたときに注意すべき行動2つ
・【まとめ】年収が上がったときこそ細かい見直しをしよう!それだけでも家計が楽になる
本記事の信頼性
自己紹介
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
副業で家計相談のコンサルをおこなっており、実際に報酬を貰っています。
副業ブロガーとして、ブログ運営を開始しました。
昇給して年収が上がると、手取り額が増えるのがうれしいですよね。
なにより自分のやってきた仕事が、会社に認められたという喜びも大きいでしょう。
でも昇給した今こそ、再度家計を見直しましょう。そうすると必ずお金が貯まる家庭になります。
今回は昇給して年収が上がったときにやるべき行動・注意点2つを分かりやすく説明します。

もくじ
年収がアップしたときにお金を貯めるためにやるべき行動2つ【見直しが重要】
年収が上がったときにやるべき行動2つはこちら。
貯蓄の仕組みを見直す
年間の収支表を作成する
1つずつ見ていきましょう。
①貯蓄の仕組みを見直す
年収が上がってまずやることは、貯蓄の仕組みを見直すことです。
支出が増えるのではなく、貯蓄額を増やすようにしましょう。
理由は、貯蓄額が増えたほうが、間違いなく生活が豊かになるからですね。
例えば、手取り月28万円の人が月30万円になったとします。この場合は増えた2万円を追加で貯蓄するようにしてください。
おすすめの貯蓄方法はこちら。
おすすめの貯蓄方法
・現金貯金
・iDeCo・積立NISAの増額
・投資信託
1番やってほしいのは、積立NISAの増額です。
もしあなたが積立NISAを満額入れていない場合、必ず満額積み立ててください。そうすると、複利が効いてさらにお金が増えますよ。

現金は、すぐにお金を引き出せる流動性が高い貯蓄方法なので、現金と投資信託を50%ずつ増額するのもいいですね。
生活防衛資金がまだ貯まっていない人は、先に生活防衛資金を貯めていくのもありです。
生活防衛資金のことをよく分かっていない人はこちらを参考にしてください。
-
-
生活防衛費は家計管理で必要!正しい考え方を持とう【FPが解説】
続きを見る
とにかく大切なことは、せっかく年収が上がって手取り額が増えたのに、無駄遣いをしてしまってはもったないということです。
あなたの家庭の大切なお金なので、貯蓄の仕組みを見直してみましょう。

②年間の収支表を作成する
年間の収支表を作成すると、お金の流れが分かるようになります。
年収が上がったタイミングで1回収支状況を把握しておくと、家計管理がやりやすくなりますよ。
方法はこちら。
年間収支表の作成方法
①手取り額を出す
②月ごとの支出費目を出す
③12ヶ月分出して合計を出す
ざっくりでいいので、年収が上がったことによってあなたの収支がどうなったかを確認していきましょう。
確認する内容はこちら。
収支の確認方法
・黒字になっているか確認する
・増えた金額をどう使うかを話し合っておく

でも、なぜせっかく増えた給料を全て貯蓄に回さないといけないのでしょうか?
理由は、年収が増えても、あなたが生涯支払ったり貯蓄するものがたくさんあるからですね。
あなたが支払っていくもの
・マイホーム資金
・教育資金
・車
・老後資金
よほどあなたが大金持ちでない限り、年収が上がっても生活が劇的に変わることはないでしょう。
今後何を支払っていくべきかをしっかり家庭で見える化しておいて、対策しておくことをおすすめします。
見直しの簡単な方法として、年収が上がるタイミングでFP(ファイナンシャルプランナー)へライフプランニングをお願いするのもおすすめです。
見直しの時間コストが削減できるので、プロに手っ取り早く解決してもらうことも検討しましょう。

年収がアップしたときに注意すべき行動2つ【単純なことです】
年収が上がると、誰でもうれしいですよね。
でも、年収が上がっても間違った行動をしてしまうと、逆に生活が苦しくなるケースもあります。
年収が上がったときに注意すべき行動はこちら。
注意すべきこと
・生活水準を上げすぎない
・昇給後の手取り額を確認する

①生活水準を上げすぎない
最も注意してほしいのは、年収が上がった途端に、浪費しないようにすること。
生活水準を上げてしまうと、いろいろリスクが発生するので、注意が必要です。
浪費が増えると、今まで順調だった家計管理が、一気に破綻してしまう家庭も多くあります。年収が上がったこのタイミングで、財布の紐はより締めておきましょう。
生活水準を上げてしまう1番のリスクは、1度生活水準を上げると、以前の生活になかなか戻れなくなってしまうことです。
生活水準を上げるのは簡単ですが、戻すのは本当に大変なんですよね。
例えば、家賃15万の家から、5万の家に引っ越せと言われてもなかなか難しいですよね。
今はあなたの年収が上がっていたとしても、今後年収が下がるかもしれないし、怪我や病気による退職のリスクもあります。
年収が上がっても、生活水準は以前と同じでいきましょう。
お金のある有名人でも、お金がなくて破産する例も多いですよね。
有名人の破産例
・ロナウジーニョ(サッカー選手)
・シリング(メジャーリーガー)
・マイクタイソン(ボクシング)
・マイケルジャクソン(歌手)
お金のある人でも生活水準を上げすぎると、破産まで追い込まれてしまいます。ここはお金がある人、お金がない人あまり関係ないんですね。
どうしても自分にお金を使いたい人は、こういう方法で家計管理するのはありなので、下記を試してみてください。
例えば、月5万円昇給した場合、すべて貯金して年間60万円を貯めて、あとから貯まった50%の30万円を何かに使う。
こうすると、今の生活水準を守れます。
少しだけですが、あなたの昇給に対するご褒美も必要ですので、独自の仕組みを作って管理するのもありですよ。
繰り返しになりますが、あなたが昇給しても、できるだけ今の生活水準のまま生活する方が、絶対に安定した生活を送れます。

②昇給後の手取り額を確認する
年収が増えたら、自分が昇給した最初の月の手取り額を確認しましょう。
なぜかというと、1度新しい自分の手取り額を確認しておかないと、思っていたよりも自分の手取り額が増えていない可能性があるからです。
手取り額が増えると、色々な負担額も一緒に増えてきます。
色々な負担額とは?
・社会保険料の増加
・保育料の増加
・住民税・所得税の増加
年収が増えたことにより、社会保険料や各種税金の負担も増え、思っていたよりも手取り額が変わっていなかったという人もいます。
そういうことが分からずに、年収が上がったからといって浪費してしまうと、逆に生活が苦しくなってしまうんです。
1度細かく計算して、手取り額がいったい何円増えているのか?を必ず確認しましょう。

【まとめ】年収が上がったときこそ細かい見直しをしよう!それだけでも家計が楽になる
今回は昇給して年収が上がったときにやるべき行動と注意点という話でした。
1度まとめます。
まとめ
■年収が上がったときにやるべき行動2
①貯蓄の仕組みを見直す
②年間の収支表を作成する
■年収が上がったときに注意すべき行動は2つ
①生活水準を上げすぎない
②手取り額を確認する
給料が上がるということは素晴らしいことです。
なぜなら、あなたの会社での仕事ぶりが会社に認められたということですからね。
まずは昇給したことを喜んで、増えた給料を有意義に利用できるようにするために、家計をしっかりと見直しましょう。
繰り返しになりますが、年収が上がったからといって生活水準を上げてしまうと、家計が破綻してしまう可能性があります。
給料が上がった今だからこそ、必ず家計の見直しをしてくださいね。
家計の見直しは自分でもできますが、より確実にお金を貯めるには、プロに診断してもらうことです。
FP(ファイナンシャルプランナー)へ相談して、昇給後の家計を診断してもらいましょう。
プロに依頼するデメリットは、お金がかかることですが、最初しっかり設計しておくと、後の家計管理が楽になります。
FP相談=投資と思って、相談を検討してみてくださいね。
本日はここまで