
本記事の信頼性
自己紹介
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
副業で家計相談のコンサルタント業務をおこない、実際に報酬を貰っています。
今回の相談は、扶養の審査がよく分からないという相談です。
扶養の審査というのがあまりピンときませんね。
この相談を解決していきます。
さぁどうぞ!
もくじ
扶養の審査は会社の専門部署に任せればOK【指示に従いましょう】
扶養の審査というのはあまり聞いたことないですよね。
実は扶養に入るには、思ったより細かい審査があるんです!
奥さんが扶養に入れそうであれば、まずはあなたの会社の担当部署に相談するのが最速です。
①扶養についてのは相談はまずは会社の担当部署へ!
今回は、転職を機に奥さんを扶養に入れたいという相談です。
結論からいうと、扶養の審査をあまりあなたが細かく調べることはしなくていです。
理由は、扶養の審査基準は思ったよりも複雑だから。
被扶養者の年収130万以内かどうかだけ確認しておいて、会社の担当部署に任せればOKです。
本当にそれでいいのでしょうか?まずは被扶養者の認定基準を確認してみましょう。
<被扶養者の認定基準>
1.その家族は健康保険法に定める被扶養者の範囲であること。
2.日本国内に住所を有するもの
3.後期高齢者に該当していないこと。
4.被保険者がその家族を扶養せざるを得ない理由があること。
5.被保険者がその家族を経済的に主として扶養している事実があること(=その家族の生活費を主として負担していること)。
6.被保険者には継続的にその家族を養う経済的扶養能力があること。
7.その家族の年収は被保険者の年収の1/2未満であること。
8.その家族の収入は年間130万円未満(60歳以上又は59歳以下の障害年金受給者は年間180万円未満)であること。
こんなときどうすればいいの?から引用
思っていたより複雑ですね。ザックリいうとこうなります。
被扶養者の認定基準
・扶養に入らなければならない理由がある
・住所が日本
・年収130万未満
ということです。
扶養の審査は、被扶養者の年収や扶養者の年収の割合なども審査基準になります。
こうなってくるとますます理解するのが難しいですね。
細かい審査はありますが、ほぼほぼ奥さんの年収が130万以内であれば他の条件は結構クリアしています。
ですので、これで大丈夫です。
僕も数年前に妻の扶養申請を会社の事務員さんにお願いしましたが、問題なく申請できました。
こちらから詳しく知る必要はないです。
もし、ダメだった場合は別途連絡がありますのでそのときに対応したのでいいです。
会社の担当も、何度も扶養手続きをしているプロですので、信頼してください。
②直近3ヶ月の収入が分かりにくい【扶養の審査】
扶養の審査に関して調べていると、すごく分かりにくい箇所があります。
ここです。
↓
扶養の収入基準の審査は、直近3ヵ月の収入から、申請以後1年間の年収見込み額を推測します。
うーん、どういうことでしょう?
図式するとこういうことです。
年収計算がなんと予想になります。実績値ではないんですね。
つまり、審査の厳しさが審査機関によって結構ばらつきがあります。
場所によっては扶養の審査が厳しいところもあるようです。
次に、直近3ヶ月の計算はどうなるのでしょうか?シュミレーションしてみましょう。
例えば、6月1日付で被扶養者届を出す人の直近3か月分のパート収入が
3月… 13万
4月… 11万
5月… 12万
だった場合
(13万+11万+12万)÷ 3 =12万
12万×12=144万
となり、これでは130万を超えてしまい扶養に入れませんね。
という審査があります。
扶養の条件年収は130万未満というのがあるので、奥さんの収入を確認されることがあります。
年収審査はやはり厳しめになります。
理由は税金や社会保険料が関係するところだから。
会社に申請するまでに、奥さんの月収を確認しておくと、スムーズな申請ができます。
源泉徴収票や給与明細をしっかりと控えておきましょう。
③【まとめ】扶養の審査は自分で考えずに、会社の担当部署に相談しよう
今回は新しい勤め先での扶養の審査に関することでした。
1度まとめます。
まとめ
・扶養の審査は思ったよりも複雑
・全て理解しなくて全然OK
・むしろ、被扶養者の年収だけ抑えておけばいい
・基本的に会社の担当部署に任せよう
今回僕が提案するのはこちらです。
提案
①奥さんが扶養の範囲内(年収130万円以内)か確認する
②新しい会社の担当者に手続きをお願いする。
あなたがすることはほぼないので、楽ですね。
扶養は国民の権利なので、該当しているのであれば漏らすことなく申請しましょう。
基本的には会社の担当部署に丸投げでOKです。
新しい勤め先で、覚えることもたくさんあると思います。
扶養に関してはあまり細かく調べすぎずに、他のことに時間をかけるようにしましょう。
今回はここまで。