
・生活防衛費がどういう役割で、なぜ必要なのか知りたい
この悩みにお答えします。
この記事を読んでほしい人
・生活防衛費って最近よく聞くけどよく分かっていない人
・生活防衛費がどういう役割で、なぜ必要なのか知りたい人
本記事の内容
・生活防衛費の必要と正しい考え方
・生活防衛費が貯まっていないのは危険
・生活防衛費があるという安心感が重要
・生活防衛費は気合をいれたら割と貯めれる
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、ファイナンシャルプランナーの資格を所持しています。
実際に家計相談のコンサル業務を行い、報酬を貰っています。
副業ブロガーとしてブログ運営を開始しました。
最近家計管理をしていると、生活防衛費という言葉をよく聞きますよね。
なんとなく分かるけど、生活防衛費が具体的にどういう役割をしているのかというのを知らないという人は多いのではないでしょうか?
今回は、生活防衛費とは何か?生活防衛費がなぜ必要かをというのを分かりやすく説明します。
さぁどうぞ!
もくじ
生活防衛費は家計管理で必要!正しい考え方を説明
生活防衛費って結局何のことか分かりますか?
生活防衛費の説明と必要性、必要額について説明します。
①生活防衛費とは
生活防衛費とはざっくり言うと、あなたの家計を1番下から支える緊急用の財布のことです。
生活防衛費とは
①資産の一部を現金で持っておき、急な支払いに対応するお金
②何も生活にトラブルがなければ使わないお金
③使ったらあとから最優先で補充するお金
つまり生活防衛費は、あなたの生活を破綻させないために、最低限確保おくべきお金です。
②生活防衛費はなぜ必要か
生活防衛費が必要な理由はこちらです。
生活防衛費が必要な理由
・金融危機などの経済の悪化に備えるため
・あなたが怪我や病気で働けなくなったときに備えるため
・あなたが会社を解雇された場合に、再就職までの資金補助が必要なため
緊急時にお金がないと、あなたの生活が破綻してしまいますよね。生活防衛費はこれを防ぐために必要です。
あなたが今後、怪我や病気になる可能性は十分あります。生活防衛費は、そいうときに備えて必要な資金ですね。
緊急時は手元にお金が入りにくくなるので、キャッシュフローを改善していくことが必要です。
何日に何円収入が入り、何日にこれだけ支出があるという計算をしていって家計の破綻を防ぎます。
キャッシュフローの改善で1番重要なのは、すぐにお金を手元に入れることができる状態にできることです。つまり現金が必要だということですね。
生活防衛費は現金にすぐ換金できる状態にしておくのが重要で、必ず貯めていくようにしなければいけません。
③生活防衛費はいくら必要か

僕のところに家計相談にくる人からも、よく質問を受けます。
理由は、ネットに出ている情報がバラバラだからですね。マネー系のブログでも色々な意見があって、読者にとても分かりにくくなっています。
生活防衛費がバラバラ
・Aブログ→生活防衛費は生活費の6ヶ月分必要です!
・Bブログ→生活防衛費は生活費の1年分必要です!
・Cブログ→生活防衛費は生活費の2年分必要です!
これだけバラけていてはあなたも悩みますよね。生活防衛費が生活費の半年と2年では、貯める金額が全然違います。
僕の相談者には、生活防衛費は3つに分けてご自身のライフスタイルに合わせて決定してくださいと提案しています。
生活防衛費の必要額3つはこちら。
生活防衛費の必要額提案
①50万円
②100万円
③生活費の6ヶ月分
覚えておいてほしいのは、生活防衛費はリスクが無ければ手を全くつけない資金だということです。
まだ生活防衛費が貯まっていない人は、1からお金を貯めることになります。
生活防衛費を何年もかけて貯めていては、投資も教育資金の貯金も始めることができません。

生活防衛費の貯金でおすすめする金額はいくらか?
結論ですが、生活防衛費は現金で100万円を準備してください。
ちょっと少ないと感じるかもしれませんが、理由は、生活防衛費は100万円で十分足りるからですね。
100万円で大丈夫な理由はこちら。
100万で大丈夫な理由
・仮に足りなくても、投資信託や株式で換金できる
・お金がすぐ垂れ流しになる訳ではない。社会保険の補助もあるから大丈夫
・生活防衛費の貯めすぎはお金を増やす動きを止めてしまう
・万が一を考えすぎては先へ進まない(保険の入りすぎと一緒)
生活防衛費の貯めすぎは、その間他の人に遅れをとってしまいます。
例えば、あなたが頑張って生活防衛費を200万、300万を貯めているあいだに、他の人は投資でお金を増やしています。
先に投資している人に遅れをとらないためにも、生活防衛費はある程度貯まったらOKですよ。

生活防衛費が貯まっていないのは家計管理では危険
あなたの将来は、何が起こるか分からないですよね。にもかかわらず生活防衛費が全くない状態は危険です。
ある程度のリスクに備え、今から生活防衛費を貯めてください。
①生活防衛費を後回しにして、学資保険や投資を先にしない
生活防衛費を後回しにして、学生保険や投資を先に始めていませんか?
結論ですが、先に生活防衛費を貯めるようにしてください。学資保険や投資は余剰資金でおこないましょう。
危険な例はこちらです。
危険な例
・学資保険や投資運用を始めているのに貯金が0円だ
・学資保険や投資運用を始めているのに借金がある
僕の相談者にも、今貯金が0円で困っているという相談がくることがあります。
その人の家計簿を確認すると、貯金がないのに学資保険や個人年金、投資信託のガッツリ入ってる人がいるんです。
中にはそれが原因で、金利14%前後のカードローンに手を付けている人もいます。それでは本末転倒です。
学資保険や投資をする場合は、こちらの2つを注意してください。
学資保険や投資をする注意点
①まずは生活防衛費をしっかり貯める
②投資や貯蓄商品に手をつけるのは生活防衛費を貯めてから行う
この順番さえ間違えなければ、あなたの家計が破綻する確率は、限りなく減ります。
生活防衛費が貯まってない人は、貯金を開始してみてください。まだまだ間に合いますよ。
②生活防衛費があるという安心感が重要【増やすことに集中できる】
生活防衛費が貯まっている状態は色々なメリットがあります。
メリットはこちら
生活防衛費のメリット
・精神的に安心する
・お金を増やすことに集中できる
家計を守るときに、精神的な安心感があるってかなり重要ですよね。
あと、生活防衛費が貯まっていると、他の投資や貯金がやりやすくなります。分散して貯金するよりも、集中して貯金したほうがお金は貯まりやすいですよ。

③生活防衛費は気合をいれたら割と貯めれる【土台を固めましょう】
生活防衛費がまだ貯まっていない状態で投資を始めたり、学資保険に加入していると、なかなか貯まりにくくなります。
生活防衛費がまだ貯まっていない人は、まず生活防衛費を気合で貯めていきましょう。
商品が多くなると貯まりにくくなる理由はこちら。
商品が多いと貯まりにくい
・例えば月に8万円貯金できる場合、年間96万円貯金の貯金ができる
・96万は、1年で生活防衛費を貯めることができる金額。
・逆に言うとほとんどの人が他の商品に手をつけている状態。
・他の商品に手をつけていると、3年も4年もかかってしまう。

こういう人は、現金貯金にウェイトを置くように調整すれば生活防衛費を集中して貯めることが可能です。
調整する方法
・投資信託の支払額を減らす(貯ればまた戻すor増額する)
・学資保険は継続。新たな保険に加入しないようにする
・個人年金は利率が悪いので損切りするのもあり(さっさと生活防衛費を貯めて投資に移る)

【まとめ】生活防衛費をすばやく貯めて、次の貯金計画にすすもう!
今回は生活防衛費は必要で、必ず貯めていこうという話でした。
1度まとめます。
まとめ
・生活防衛費は、家計を1番下で支える重要な貯金
・生活防衛費は100万円を用意しよう
・投資や保険よりも先に生活防衛費を貯めること
・すでに投資や保険をしている人は、金額の調整をしよう
生活防衛費は必ず貯めなくてはいけないもので、あなたの計画性が試されます。
もし、あなたが自分で計画して生活防衛費を貯めることができた場合、あなたの金融リテラシーは間違いなく高くなっています。自信を持ってください。
生活防衛費が貯まったら、その後は投資を始めたりしてお金を増やすことに集中してください。
今回で生活防衛費の必要性が分かったと思います。生活防衛費はあなたの家計管理を支える土台だということを覚えておきましょう。
生活防衛費を貯めることは結構大変ですが、気合があれば割とすぐ貯めることができます。
まだ生活防衛費が貯まってない人は、家族で相談して、すばやく生活防衛費を貯めていきましょう。
今回はここまで